デヴィッド・ボウイ 「ムーンエイジ・デイドリーム」鑑賞感想 [海外アーティスト]

この記事を書きかけで公開したのに気づき、すぐに未公開にしました。
書きかけを読まれた方、誠に申し訳ありませんでした。

そして、未公開に変更した後、坂本龍一さんの死去を知りました。

NHKで放送された坂本龍一さんのピアノ演奏(結果としてこれが最後の演奏映像となった)を視聴した時、その小さくなった姿と鍵盤の音がかつてほどの力がないことに「その日」が近いかもしれないと心づもりをしていたのですが、やはりショックです。
高橋幸宏さんが逝ってこんなにすぐに坂本さんもと思うと本当に本当に寂しいです。
心よりご冥福をお祈りいたします。

記事のタイトルである「ムーンエイジ・デイドリーム」では、戦場とメリークリスマスの場面もいくつか使われていました。偶然ではありますが、このタイミングでこの映画が日本で公開されたことに、なにか因縁めいたものを感じます。


さて、ここからはそのデビッド・ボウイ公認映画「 ムーンエイジ・デイドリーム」の鑑賞感想です。
公式HP: https://dbmd.jp/
moonage1.jpg

公開期間が非常に短いようで私が観に行けるようになった時はもう8時台とレイトショーの2択しかなかったので非常に焦りました。京都の写真展はぐずぐずしている間に終わってしまい非常に悔しい思いをしたので、今回は見逃せないと早起きして朝一番のりで観に行きました。

「とにかく美しい!!そして、年を取るにつれすごくいい表情になってすごく幸せでいい人生を生き抜いたんだなあ」というのが私と姉の鑑賞後の第一声。

東京で開かれた回顧展もとてもよかったですが(関連記事→こちら)、この映画はデビッドボウイとは何者であるかに真正面から向き合っていて、幼少期のエピソードにかなり時間をかけていました。この映画を見てようやくデビッドボウイという人の背景をおおまかですが理解できたように思います。

が、パンフレットがないのが哀しい。彼の言葉の内容(特にプロローグ)とかもっと深く知りたいと思ったんですがそういうのが一切ないのでもう一度見るしかないかな。時間をつくってもう一度観に行くか盤を購入したいと思います。

そして、繰り返しになりますが、ボウイは美しい!
いまでこそ性別をこえた美しさの存在は当たり前になっていますが、当時あのように性別というか人間という枠をこえて普遍的な美は常識外で。それを圧倒的な美として体現したからこそ、性別や人種そして時代を超え、多くの人の支持を得ることになったんだなと思いました。

バロックな美なのかもしれませんが、美は美。
そして、その後、いろんな変化を経てその美しさはもっと高い次元のものに昇華されていっているのが凄い。
家族を得てほほ笑むボウイの美しいこと!
美しいことは「圧倒的ななにか」であるとそう思わせてくれる稀有な人です。

あと、個人的にはムーンライトツアーの映像がはいっていたのも嬉しいです。私は大阪公演と京都公演を観に行ったのですが、一緒に同行した友人のことや、当時私の周りのほとんどの人(家族、親族含め)がどれほどボウイに熱狂していたかも思い出しました。
一緒の時代を生きたということだけでもすごいことです。
私も次のステージを考える年齢となり、最近しきりに人生について考えることが増えてきました。
この映画もそういう切っ掛けけの一つになりました。

うーん、教授のことがあったからか、なんかまとまりのない感想となりましたが、そういう心境であるということでこのままとします。


人生は短いが、芸術は長く残る。

教授の愛した言葉のとおり、教授やボウイの作った音楽、文化は今後も多くの人に影響をあたえ続けるのだと思います。





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